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剣道とは

「剣の理法の修練による人間形成の道である」

(全日本剣道連盟剣道理念 昭和51年制定)

 とされています。

 

「剣の理法」とは何か?

一番理解できる解説がある。

井上正孝著 剣道講話正眼の文化 によると次のように解説されている。

『剣の理法とは、分析すれば、剣理、剣法であり、

 剣理とは剣の理合である(打突の合理性)

 剣法とは剣の法則であり、刀(剣)の持つ絶対的条件である。

 例えば

  一.刃を使う(刃筋を立てて切る)

  二.押し切り、または引き切り

  三.切っ先で切る(物打ち)

 こうした剣の法則を忘れず、さらに剣の理合に則って修練を積むことを

 「剣の理法」と解すべきである』

 

次に、人間形成とは何かということも示されている。

『一.精神面・・武の七徳、あるいは剣の五徳に徹し、その徳性を身につけ生活に実践すること。

 

 二.身体面

  イ.育成的側面 ・正しい姿勢の育成

          ・左右対称、上下均等の体身躯の育成

          ・伸暢性のある均斉美の育成

  ロ.機能的側面 ・俊敏性と巧緻性の育成

          ・集中力と俊発力の育成

          ・耐久性と柔軟性の育成

 以上の精神的側面と身体的側面の両面を兼備するよう、

 絶えず修練研磨していかなければならない』 と示されている。

 

  *剣の五徳

  一.正義 二.廉恥 三.勇武 四.礼節 五.謙譲  

 

 

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